[an error occurred while processing this directive]

将来は国際NGOで働きたい。開発学を学ぶために大学院に留学

大学:シドニー大学
専攻:開発学
留学期間:2009年7月〜2010年6月

1986年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学法学部卒業後、オーストラリアのシドニー大学に留学し、Master of Development Studiesを専攻。留学中から現地の日本法人で働き始め、そのまま現地就職を果たした。

現在はシドニーで、ビジネス関連の記事を翻訳・編集する仕事をしています。

Q:日本の大学を卒業後、すぐに留学したのですか?

A:はい。大学卒業後、すぐに留学しました。1年間さらに勉強してより深い知識をつけたかったことが主な動機です。就職活動も少ししましたが、留学したい気持ちがより強くなったので、大学院に進学することを決めました。

Q:英米ではなく、なぜオーストラリアの大学院を選んだのですか?

A:オーストラリアの大学院の研究対象がアジアだと聞いていたからです。気候や治安の面でも、オーストラリアは留学先として良い国だと思います。

Q:留学先のシドニー大学の魅力は?

A:キャンパスが広く、緑も豊かなため、学生が芝生で勉強しているのをよく見かけます。図書館の数も多くて、集中して勉強できる場所はたくさんありました。

Q:専攻した「Master of Development Studies」では、具体的にどんな勉強をするのでしょうか?

A:途上国の開発に関係するさまざまなことを勉強しました。たとえば人権や国際政治・経済なども必修です。将来は国際NGOで働きたいと思っているのですが、基本的に国際機関では条件として修士号取得が要求されます。専攻では悩みましたが、まず1年間は開発の基本を学ぼうと思い「Master of Development Studies」に決めました。

Q:日本の大学の専攻との関連性は?

A:学部では国際法専攻でした。国際関係やNGOについても勉強したので、少しですが、基礎知識はありました。

Q:印象的な授業はありましたか?

A:必修だった人権(Human Rights)の授業です。講師の先生はとても若かったのですが経験豊富で、授業は興味深かったです。小さなグループに分かれてディスカッションをしなければならなかったのですが、ネイティブばかりのクラスでとても大変でした。この授業の課題は、人々の意識を高めるための戦略やキャンペーンなどを実際に考えるような、クリエイティブなものでした。

Q:印象に残っている先生は?

A:さまざまなバックグラウンドを持った方が多く、興味深い話がたくさん聞けました。特に、NGO職員だった先生はいろいろな国で活動した経験があり、授業でもその話をよくされていました。またイギリスの有名なジャーナリストだった先生は、主に紛争地域を取材していたそうです。授業では学生が紛争下で暮らす人になりきって模擬リポートをするなど、実践的で面白かったです。

Q:学業と並行して、仕事をされていたそうですね。

A:豪州の政治・経済やビジネスを日本語で配信する仕事をしていました。セメスターの間は、ビザの条件で認められている週20時間まで働きました。世界ではさまざまなことが起こっているにも関わらず、一般の人が得られる情報はメディアが取り上げたものに限られており、強い影響力を持つメディアに関心がありました。開発学では、経済や公共政策などの知識も必要なので、仕事で得た知識が学業でもとても役立ちました。
夏休み中にその会社にインターンとして採用され、現在もそのまま同じ会社で働いています。

Q:現在の仕事の内容を教えて下さい。

A:毎日、顧客である日本企業の方が興味を持ちそうな(必要な)情報を地元紙の中からピックアップして、日本語に編集し直します。いわゆる転電記事の編集です。豪州では資源産業が強いので、資源企業の動きや関連する政策などのニュースが多いと感じます。

Q:シドニーではどのように生活を楽しまれていますか?

A:自然が多いので、夏はビーチに行くことが多いです。各国のレストランやフェスティバルなども多いので、多民族国家の魅力が楽しめると思います。日本と比べると、ショッピングやエンターテイメントなどは充実しているとは言い難いですが、日本とはまた違った楽しみ方ができると思います。

Q:今後のキャリア形成については、どのようにお考えですか?

A:現在の仕事をもう少し続けて経験や知識をつけた後に、日本に帰国しようと考えています。豪州は移民政策が厳しくなっているので、永住などのビザ取得は以前よりも難しいようです。将来はNGOなどで働きたいのですが、豊富な知識や社会経験が必要なので、さまざまなことに積極的に関わっていきたいと思います。

Q:大学院留学は、大倉さんの人生にとってどんな時間でしたか?

A:勉強は大変でしたが、これほど勉強に集中できる機会はあまりないと思います。初めての外国生活は新鮮なことがたくさんあり、楽しいことばかりではありませんでしたが、自分を鍛える意味でも、贅沢な時間だったと思います。

Q:オーストラリアの修士留学を検討中の皆さんにメッセージをお願いします。

A:海外に出てさまざまな国・文化の人と触れ合うことはとてもいい刺激になると思います。勉強に集中するか、仕事などほかのことにも目を向けるかは人ぞれぞれですが、日本では経験できないことがたくさんあると思いますので、いろいろ吸収して貴重な留学生活を楽しんでください。